Windows、Macintoshともに同じ印刷結果が得られる印刷用アプリケーションです。
印刷発注時はできるだけ、これら印刷用アプリケーションを利用することをおすすめいたします。
CS2以上からPDF/X-1aが直接作成可能です。
入稿時には必ずカンプ出力を添付してください。
以下の説明は、完全データを作るためのプロ仕様の目安です。よくわからない場合には、お客様の普段利用されている方法でご使用ください。石川製本のスタッフができる限り忠実に再現いたします。
対応バージョン
石川製本の対応アプリケーション一覧でご確認ください。
各バージョンとも、アップデートを行い最新の状態にしてください。初期状態のままでは、不具合が生じる場合があります。
アドビ - 製品のアップデート
対応フォント
基本的にフォントは全てアウトライン化してください。
一般的ではない欧文フォントは必ずアウトライン化してください。
アウトライン化されたフォントは、若干太くなりますのでデザインの際に考慮ください。
イラストレーター形式(拡張子.ai)で入稿される場合は、石川製本と同じ環境のフォントが必要です。対応アプリケーション一覧にないフォントを使用された場合は、フォント化けや置換え、リフローが発生します。事前にご確認、お問合せください。
PDFデータを作成される場合は、全てのフォントを埋め込んでいただくことでトラブルを防ぐことができます。
色指定について
カラー印刷(CMYKのプロセス4色印刷)やカラードキュテックの場合のカラーモードは、全てCMYKにしてください。
特色1色印刷の場合は、その特色またはブラックで。ドキュテック(モノクロ)の場合は、全ての色指定をブラック(薄い色はブラックの%で指定)で行ってください。
特色(スポットカラー)印刷の場合を除き、スポットカラーは使用しないでください。カラー印刷の場合は、スウォッチパレットの特色はプロセスカラーに変換してください。
カラー印刷時に特色を使用されている場合には、石川製本にてCMYKに変換いたしますが、その際にお客様が意図しているイメージと違う色になる場合があります。不要なスウォッチは削除してください。
配置画像について
カラーの場合はCMYKモードの実データを配置して入稿してください。
1色の場合はグレースケール、または利用する特色の実画像を配置してください。
配置画像はできるだけ原寸で配置し、illustrator上での拡大や縮小、トリミングはしないようにしてください。
配置画像の解像度については、Adobe Photoshopの解像度についてをご覧ください。
入稿するillustratorデータと同じ階層のフォルダーに、配置した画像も入れてください。
オーバープリントについて
オーバープリントのトラブルが多く発生しています。できるだけオーバープリントは避けてください。
ブラック100%は自動でオーバープリントの設定が適応されます。
他の色と重なる面積の大きいブラックのベタ面は、リッチブラック(C60% M40% Y40% K100%)の設定をすることにより、綺麗に仕上げることができます。
線について
0.25ポイント以下の罫線は、画面上やプリンタ出力では表現されても、高解像度の印刷では消えることがあります。
トンボについて
トンボはトリムマークを使ってパスとして作成し、線色はC100%M100% Y100% K100%で指定するか、レジストレーションに指定してください。
トリムマーク作成時の仕上げエリアをガイドとして残してください。
トンボを「トリムエリア」「トンボ」で作成されますと、色指定はできません。また、再度作成データを開いた時にズレる場合があります。
後工程で折り加工やミシンが入る場合、その位置にもトンボが必要です。
効果について
バージョン9以降でドロップシャドウやぼかしなどの透明効果を使用する場合には、書類設定の透明・分割設定を「高画質/低速」に設定してください。
バージョン10以降では更に「全てのテキストをアウトラインに変換」と「全ての線をアウトラインに変換」にチェックを入れてください。
サードパーティ製のプラグインはご利用にならないでください。
下位バージョンでの保存について
EPS保存される場合は、必ず制作したバージョンのEPSで保存してください。
「配置した画像も含む」「フォントデータを含む」にチェックを入れて保存してください。
PDFデータ変換について
PDFでの入稿はトラブル防止に有効ですが、変換作業後には必ず元データと照らし合わせて間違いないか確認してください。
CS以降の詳しい説明について
アドビシステムズ社サイトの印刷パブリッシング製品「Adobe Illustrator CSx」の項目を参照ください。
アドビ - 印刷パブリッシング製品