Windows、Macintoshともに同じ印刷結果が得られる印刷用アプリケーションです。
Photoshopのみの印刷入稿はほとんどありません。
Adobe InDesign、Adobe Illustrator、Quark XPressなどのアプリケーションでレイアウト配置しての入稿になります。
各アプリケーションに配置する場合の注意点をご説明します。
以下の説明は、完全データを作るためのプロ仕様の目安です。よくわからない場合には、お客様の普段利用されている方法でご使用ください。石川製本のスタッフができる限り忠実に再現いたします。
フォトショップのアップデートを行い最新の状態にしてください。
アドビ - 製品のアップデート
カラーモードについて
フルカラー印刷の場合のカラーモードはCMYK:8bitにて作成してください。
1色印刷の場合はグレースケール:8bitにて作成してください。
解像度について
解像度は配置時原寸350dpiで作成してください。
一辺が10cmの画像で、解像度が350dpiの時の一辺のピクセル数は1,378pixelになり、解像度が72dpiの時は283pixelになります。
全体ピクセル数が少ないものを、後から増やして解像度を上げても、ピントの甘い画像になるだけで高解像度にはなりません。
解像度が不足していると、画像にジャギーが発生したり、ピントの甘い画像で印刷されます。
解像度350dpiの画像をレイアウトアプリケーションに配置した後、2倍に拡大する場合は700dpiが必要です。
線画データなどのモノクロ2階調の画像は配置時原寸1200dpiが必要です。
縦縞や横縞、繊維目などは、印刷する線数との関係でモアレが起こります。その部分をレタッチする必要がありますので、難しい場合はご相談ください。
保存形式について
EPS形式では、エンコーディングを「バイナリ」にしてください。データ量は大きくなりますが、グラデーションや綺麗な薄い色・淡い色が美しく印刷できます。
グラデーションや薄い色・淡い色の画像を「JPEG(最高画質)」で保存した場合、画像のにごりや荒れが発生します。
ICCプロファイルは埋め込まないでください。
CS以降のAdobe製品との連携では、psd形式の保存を配置しても美しく印刷することができます。
CS以降の詳しい説明について
アドビシステムズ社サイトの印刷パブリッシング製品「Adobe Photoshop CSx」の項目を参照ください。
アドビ - 印刷パブリッシング製品